• コラム

2022.10.11

断熱等級とは?断熱等級4以上で快適な暮らしをゲット!

家づくりをしていると、様々な専門用語に出会いますよね。
その中でもよく見かける断熱等級とは、一体何の等級を表しているのでしょうか。
この記事では、断熱等級について詳しく解説します。
今変化を求められている家づくりの最新事情についても取り上げますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

□断熱等級とは断熱の性能を表している


 

断熱等級とは断熱性能等級のことであり、断熱の性能を表しています。
断熱の性能はそのまま住宅の省エネ性能を示す基準にもなるため、家づくりの際は必ず確認しておきたい部分です。

 

現在、断熱等級は1から5に区分されています。
・等級5:2022年4月からの最高水準、ZEH水準といわれる
・等級4:これまでの最高水準
・等級3:一定レベルの省エネ基準を保持
・等級2:40年前の基準、省エネレベルは低い
・等級1:上記以外

 

等級1や2になると、家の中にたくさんの隙間があり、外気温の影響をもろに受けてしまうほどに性能が低くなっています。
等級4や5になると、壁や天井だけでなく、窓や玄関ドアなどの断熱も必要とされます。

 

等級の判断基準として見られているのが、断熱材の厚みです。
等級3と等級4ではあまり違いがないように感じますが、断熱材の厚みは2倍違います。
2倍違えばかなり断熱の性能も異なるので、決して性能が近い等級とは言い難いのが現実です。

 

□【要注意】これからは断熱等級4が必須になる


 

最近の家づくりでは環境への配慮が求められており、省エネ性に大きな注目が集まっています。
それに伴い、断熱等級についても見直しがなされており、断熱等級6や7といった、さらに上の基準を設定する動きも出始めています。
「省エネ基準適合義務化」という法改正の動きがまさにこれです。
事実、2022年の4月には断熱等級5が新設されました。

 

義務化が適用されると、現在は上から2つ目の等級として位置付けられている断熱等級4が最低基準となります。
2022年10月には断熱等級6や7がさらに追加される予定です。
これから家づくりをしていくという方は、断熱等級4以上を確保しておくようにしましょう。

 

弊社の住宅は、断熱等級4が基準です。
断熱材には、世界最強といわれる「アイシネン」を使用しています。
アイシネンは、マイナス40度を下回る極寒の観測基地にも使われるほど、非常に優秀な断熱材です。

アイシネンには一生涯保証がついており、その建物がある限り保証が続くという心強い仕組みが整っています。
防音効果や難燃性も持ち合わせており、素材の性能はピカイチです。

 

このように弊社では、性能へ非常にこだわり、ご家族が本当に快適に暮らせる環境づくりに尽力しております。
ご興味がある方は、ぜひ一度お問合せいただけると幸いです。

 

□断熱性が高いとどんなメリットが得られるのか?


 

それでは断熱性が高いことは、どのようなメリットに繋がるのでしょうか。
まず間違いなくいえるのは、四季に関係なく快適に過ごせる家を実現できることです。
断熱とは、外気の温度が室内の温度に与える影響を少なくすることです。
断熱性が高いと、夏は涼しく、冬は暖かい家にすることができます。

 

魔法瓶に温かい飲み物を入れれば、半日経っても温かいままですよね。
その原理と同じで、外気による温度の影響を受けないので、暖房や冷房を切っても快適に過ごすことが叶います。
光熱費の削減に繋がるので、大きなメリットといえます。

 

部屋の温度が一定に保たれるということは、部屋と部屋の温度差ができにくいということです。
温度差が原因で引き起こされるヒートショックを対策できるのも、大切なメリットですね。
ヒートショックでの死亡数は交通事故の死亡数を上回るといわれていますから、断熱性を確保してしっかりと対策しておきましょう。

 

家づくりでは、家の性能だけでなくデザインにもこだわりたいところですので、長年の憧れとして吹き抜けや高天井を実現したいという方もいらっしゃると思います。
吹き抜けや高天井は、天井まで目線が抜けて開放感が出ますが、エアコンの効きが悪くなることが指摘されることもあるデザインです。
しかし、断熱性能が高ければその心配はいりません。
温熱環境の面から諦めていたデザインも、断熱性能が高ければきっと実現できるはずです。

 

家を建築すると、国や県、市区町村から補助金を受け取れることがあります。
その際の要件としてよく記載されているのが、断熱等級です。
これからは断熱等級4以上が求められていくので、当然補助金の要件も断熱等級4以上と記載されることでしょう。
要件を満たしていなければ補助金は受け取れませんから、補助金の面からも断熱性能は高い方が良いといえます。

 

□まとめ


 

今回は、断熱等級について解説しました。
断熱等級は大規模な改正が行われることが確実になりつつあり、最新の情報に目が離せません。
これからは省エネ性の高い家づくりが求められていきます。
これを踏まえて、ご自身がどのような家づくりをしていきたいか、しっかりと考えておきましょう。