住宅設計で問題になりがちな家族とのコミュニケーションが取りやすい空間を平屋はつくれます。２階建て等は、部屋の扉を閉めると、部屋にいるのか分からない孤⽴した場所が⽣まれます。それは、言い換えればプライベート空間とも言えますが、⼦どもや家族との貴重な時間を⼤切にしたい⽅には、平屋が⽣み出す家族との⼀体感は⼤きな魅⼒と言えます。またいつでも⽬の届くところに⼦どもがいて欲しい家庭には平屋は理想のカタチです。

平屋は階段がないことで洗濯、掃除機、荷物の出し⼊れなど家事を効率よく行うことができるので時間を有効的に使えたりできます。

地震大国である日本に住んでいる以上、耐震対策は必須です。耐震性を考える時に重要なのは建造物の重量です。重量が重いほど地震が発生した時の揺れも大きくなります。その点、2階建てと比べて平屋は重量が軽いため、地震に強い住居であると言えるでしょう。

平屋での移動は、常にスムーズで無理のない水平移動となるので、階段を上り下りすることによる転倒や腰痛などといった家庭内での事故の心配がない他、火事などの緊急事態に上の階に取り残されるといった心配もありません。また空間自体がコンパクトであり、特に温かい空気が移動してしまう階上がないため、急激な温度変化による脳出血や脳梗塞、心臓マヒなどの危険性「ヒートショック」への対応も優れています。

非日常な空間は、外出しなくたって生み出せます。家でも職場でもない「サードプレイス」を、マイホームで実現するという新しい提案も可能です。