構造・性能
基礎
■鉄筋入りの15cm巾のワイド基礎とベタ基礎を採用
アリアンスの住宅基礎は、住宅信用機構基準を1.25倍上回る幅15cmの基礎立上りを採用しています。
■ベタ基礎
一般のベタ基礎は厚さ12cm。アリアンスは15cmをです。鉄筋も一般には、直径10mmの太さを30cm間隔に並べていきますが、アリアンスでは、直径13mmの太さを15cm間隔にしています。
当社では、基礎は建物の重さと地盤にしっかり伝える一番大切な部分と考えています。
■アンカーボルト
200cm 以内にアンカーボルトを設置します。住宅信用機構の基準では、270cm以内ですが、アリアンスでは、土台と基礎の接続部分は大切と考え、住宅信用機構基準の 1.35倍入れています。また、建物が基礎から浮き上がることを防止するために、基礎と柱をつなぐホールダウン金物を建築基準法構造計算値より多く、適確に施工しています。
■コーナーコンクリートベース
基礎のコーナーに集中した力を分散して受け止める為、一点に力が集中せず、被害を受けにくい…お客様の立場にたった使用方法です。
土台
■米ヒバを採用
建物の老朽化現象は、風化・磨耗・腐朽・虫害などが考えられますが、主な原因は微生物や食害虫などであり、被害の多くは腐朽菌シロアリです。
ヒバ・檜には腐朽菌に対する殺菌作用や、シロアリに対する抵抗力を備えた<カルバクロール、P-メトキシチモール、β-ツヤプリシン、ヒノキチオールール>と呼ばれる物質を含んでおり、材の優れた耐久性に関与しています。
風雨や積雪など苛酷な風化条件に耐え、耐久性に優れている他、非常に強い抗菌作用があり、防カビ、防ダニ効果も抜群で、防腐処理の経済性に優れています。
■バスケの柱が実証した、ヒバの耐腐朽性能
22年間、バスケットボールのリングの柱として土中に打ち込まれていたものを掘り出しました。表層に変色のあるもの、材そのものは22年経っても変化がありませんベイヒバの対腐朽性能の高さが理解できると思います。土の中は、地上に比べて湿度が高く、有機物を分解する腐朽細菌や微生物が沢山います。しかしベイヒバは耐腐朽成分としてフェノール化合物を多く含んでおり、最近や微生物を寄せ付けません。もちろんシロアリにも効果絶大です。
材質は、先述の通り極めて耐水性が強く、非常に腐りにくい木で、現地、先住民族が、カヌーやトーテムポール等に使用をした事でも現れています。またヒノキと同等に、白蟻に対しても極めて強い抵抗力を持っています。かつて鉄道の枕木が木材であった当時、米ヒバが多量に使用されていました。
■水湿に強く、防腐効果は抜群のヒバ
風雨や積雪など苛酷な風化条件に耐え、耐朽性に優れている他、非常に強い抗菌作用があり、防カビ・防ダニ効果も抜群で、防腐処理の経済性に優れています。
■シロアリを寄せ付けない
下ののデータはイエシロアリによる耐蟻試験を行ったものです。ベイヒバの対蟻性能の高さが理解できると思います。構造材の寿命に大きく関わるのは、腐朽・カ ビ・シロアリの3つです。沖縄や九州、四国南部など、高温多湿のところでは、イエシロアリとヤマトシロアリの2種類が猛威を振るいます。特にイエシロアリ は「自分の住処に水を運ぶ能力」があるという点で、「退治する」よりも「寄せ付けない」ようにする事が大切です。