- コラム
2020.06.02
吹き抜けのある平家とは?富士市の家づくりのプロが徹底解説します!
「吹き抜けのある平屋?」
タイトルをみて疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
吹き抜けというと複数階建てのイメージが強いため、矛盾している感じがしますよね。
ただ、近年その相性の良さから平家に吹き抜けを取り入れる方が多くなってきています。
今回は、なぜ平家と吹き抜けは相性が良いのか、その秘密に迫ります。
□吹き抜けのメリットとは
吹き抜けにはたくさんのメリットがあります。
ここからは、そのメリットを5つご紹介していきます。
1つ目は、開放感のある家になることです。
平屋は横に広いことが特徴ですが、天井が低いため縦への開放感はありません。
そのため、閉塞感を感じやすく、日常の中で心理的なストレスを生む可能性があります。
そこで、この問題を解決するために吹き抜けを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
吹き抜けを作ると、人間は視覚的に空間を広く感じるようになります。
そのため、吹き抜けを作ると平屋のデメリットであった閉塞感をうまく取り除けます。
2つ目は、ロフトとの相性が良いことです。
もしかすると、吹き抜けよりもロフトの方が平屋には無縁なイメージがあるかもしれません。
ただ、平屋でも位置や高さを調節すればロフトは作れます。
むしろ、平屋こそロフトを作るべきでしょう。
なぜなら平家の天井部分に生まれやすいデッドスペースをうまく使えるからです。
例えば、平屋住宅では勾配天井がよく利用されますが、屋根を斜めにするので無駄な空間が生まれがちです。
この空間を無駄なく利用するためにロフトが用いられます。
ロフトにすれば収納として使えるだけでなく、寝室や子供の遊びスペースとしても使えるため、空間を無駄にすることがありません。
また、1つ目のメリットにも含まれますが、ロフトも空間を広く見せる効果があり平屋の閉塞感を軽減してくれます。
平屋とロフトの相性は抜群なので、平屋を考えている方は、取り入れることをおすすめします。
3つ目は、採光が良くなることです。
吹き抜けは、日当たりの良い方向に大きな窓を設置すると、光が家全体に行き渡るようになります。
採光をうまく工夫すれば、昼間に薄暗い部屋ができることはありません。
また、日当たりの良い方向に窓を作れば、冬も室内を暖かく保てます。
冬に窓の側でお子さんと日向ぼっこをするのも良いかもしれません。
4つ目は、風通しが良くなることです。
吹き抜けを設置すると、風通しが大幅に改善されます。
平屋は一階建てなので、窓を開閉できるようにしておくと自然の風を取り入れて夏場でも涼しく過ごせるでしょう。
5つ目は、家族の気配を感じやすいことです。
一般的な住宅の場合、子供は子供部屋、旦那さんは書斎、奥さんはキッチンといったように、各人に部屋が割り振られ、空間的なつながりがなくなりがちです。
しかし、吹き抜けのある平屋はワンフロアで、しかも壁や扉といった空間を隔てるものも少ないのでコミュニケーションが取りやすくなります。
そのため、会話が多く、温かい家庭を作りやすくなるでしょう。
家の中で家族の気配を感じながら生活したい方は、吹き抜けが解決策になるかもしれません。
せっかくの注文住宅に、「他の人に自慢できるようなおしゃれな家が欲しい」と考えている方は吹き抜けのある平屋を検討してみてはいかがでしょうか。
□吹き抜けのある平屋を実現するための方法
吹き抜けのある平屋を実現するためには、これまで何度かご紹介してきた勾配天井の他に「あらわし」という方法でも実現できます。
あらわしとは、本来であれば隠すはずの柱や梁をあえて剥き出しにする建築技法です。
古民家やコテージなどで取り入れられているので、もしかすると見たことがある人もいらっしゃるかもしれません。
空間的な広がりを見せつつ、木の落ち着いた雰囲気や温かみも演出できるので、ぜひこちらの方法も参考にしてみてください。
□弊社は空間が広く見える工夫をしています
弊社では、家づくりのコンセプトとして人間工学に基づいた健康住宅をご提案しています。
例えば、通常締め切られた空間では圧迫感を感じることがほとんどですが、弊社の住宅では人間の目線に合わせた深さや高さを緻密に計算し、開放的な空間を演出しています。
また、光の採光についても家を平面ではなく球体で考えることで、太陽高度、光や風の入り方だけでなく、近隣の環境や動線、視線まで意識して設計しています。
これはもちろん、平屋を建てる際にも言えることなので、この記事を読まれている方にもきっとご満足していただけるでしょう。
□まとめ
平屋に吹き抜けというと矛盾しているようですが、実はとても相性が良いということを実感いただけたのではないでしょうか。
ぜひ、平屋をお考えの方は、吹き抜けも一緒に検討してみてください。
弊社は、富士市を中心に注文住宅のご相談を承っております。
ご質問やお悩みのことがありましたら、お気軽にご連絡ください。