• コラム

2020.06.19

後悔しない和室を作るには?富士市の住宅会社がポイントを徹底解説します!

 

昔に比べると和室を取り入れるお家は少なくなってきていますが、

年齢を重ねても一生住み続ける家として考えると一室和室にするのも選択肢だと思います。

 

ただどのように和室を取り入れるのかが鍵になります。

使い方を間違えると、後悔する和室になってしまうこともあります。

今回は、後悔しないための和室作りのポイントを解説しました。

 

 

□和室を取り入れる理由とは


 

和室を取り入れるメリットは大きく分けて3つあります。

 

1つ目のメリットは、温度、湿度の調整に優れていることです。
畳1枚でおよそ500ccの水分を吸収すると言われているため、梅雨の時期でも湿度を適切に保ってくれるでしょう。
逆に、乾燥すると畳の素材であるイグサが水分を放出するので、冬の乾燥しやすい時期でも安心です。

また、畳には抗菌効果もあり、フローリングのようにベタつくこともありません。
そのため、夏の汗をかきやすい季節でも快適に過ごせるでしょう。

 

2つ目のメリットは、集中力がアップする可能性があることです。
農学博士の森田洋さんが執筆した「イグサのすべて」という本によると、畳の部屋で勉強をすると問題の回答率が14パーセントもアップしたという研究結果が報告されています。

これはイグサに含まれる「フィトンチッド」という成分が気持ちを落ち着ける作用があるからだと推測されています。
畳の部屋で過ごしているだけでリラックスした気分を味わえるでしょう。

また、畳には吸音効果もあるので、小さいお子さんが走っても音が気になりません。
畳は勉強、遊びのどちらに対しても良い効果があるので、まさにお子さんの部屋にうってつけでしょう。

 

3つ目のメリットは、押入れの収納力です。
押入れは隙間なく布団や収納ケースを詰め込めるので、無駄なスペースが発生しません。
クローゼットの場合は洋服を掛けるパイプや棚があるため、どうしてもデッドスペースが生まれてしまいます。
押入れをひとつ用意しておくと、かなり収納力がアップするでしょう。

 

□和室で後悔しやすいポイントとは


 

まず和室でよくある後悔のひとつが、安い畳を購入して後悔するパターンです。
特に小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、お子様がおもちゃで畳を傷つけたり、走り回って痛んだりしやすいです。
安い畳を選んでしまうと結局張り替えにお金がかかってしまうため、長い期間使用するのであれば思い切って良い品質のものを選びましょう。

 

また、和室の場合、日当たりについてもしっかりと考える必要があります。
畳は直射日光を受けると日焼けしてしまい、劣化を早めてしまいます。
畳を用いるときは直射日光を当てないような間取りにするか、リビングなどの明るさが必要な空間を避けて寝室などに用いるようにしましょう。

 

□後悔しない和室作りのコツ


 

和室を設ける際は、「和室の位置」「押入れ」「広さ」の3点に気をつけましょう。

 

まずは、和室の位置から解説していきます。
和室の位置は、和室を生活の中でどんな時に使用するかを意識して決めましょう。
例えば、仏間として利用するのであれば玄関の近くに配置するのが良いでしょう。
日頃から拝みやすいように、日常の生活空間と近くするのがポイントです。

他には、客間や寝室として利用する場合は、リビングなどの生活空間と離して設置するとプライバシーが保てるでしょう。

 

次は、押入れについて解説します。
押入れのスペースをクローゼットに変更する方もいらっしゃるようですが、できれば押入れは作りましょう。
もちろんクローゼットは洋服を収納するのに欠かせませんが、2つ目のクローゼットを作るのであれば押入れにした方が良いでしょう。

押入れは先ほど説明したように、敷布団も収納できる収納力が魅力です。
実際に、押し入れをクローゼットに変更して後悔したという事例もあるので、せっかく和室を設けたのであればぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

 

最後に広さについて説明します。
広さも用途によって決めましょう。
子供部屋や収納スペースとして利用する場合は4~5畳程度、客間や寝室として利用するのであれば最低6畳は必要でしょう。

ただし、当然人数によっても必要なスペースは変わってくるのであくまで目安として覚えておきましょう。

 

□弊社は緻密な計算に基づき快適な和室をご提案します


 

和室はふすまを開けていると開放的ですが、締め切ってしまうとかなり圧迫感や閉塞感を感じてしまいます。

そこで弊社のご提案する和室では、吊り押し入れを取り入れて視線を対角に伸ばしたり、座った時の高さや深さに合わせて計算したりすることで、狭さを感じにくい空間づくりをしています。
そのため、今まで「和室は狭い」と感じていた方でも、ご満足いただけると考えております。

 

□まとめ


 

最近はフローリングの家が増えてきていますが、和室は洋室にはない魅力があります。
和室は快適性や収納性のどちらでも非常に優れているため、新築に1部屋作っておくことで、生活の質を高めてくれるでしょう。
私たちは、富士市で注文住宅のご依頼を承っています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。