- コラム
2020.07.19
ZEHへの取り組み
新しく住宅を建てるなら、省エネについて考えたいという方は大勢いらっしゃると思います。
コスト的にも効率が良く、地球の環境保全的にも貢献できたら嬉しいですよね。
そこで今回は、ZEHについて解説します。
富士市で注文住宅をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□ZEHとは
ZEHという言葉を聞いたことがない方もいらっしゃると思います。
確かに耳慣れない言葉ですよね。
ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略です。
簡単に言うと使うエネルギーを上回るエネルギーを自力で作り、エネルギーの収支をゼロ、もしくはプラスにできる家のことを言います。
ZEHだと認定されるためには3つのポイントを守る必要があり、それらを1つでも満たしていない家はZEHだと認められません。
以下でそれぞれのポイントをご紹介します。
1つ目は断熱です。
ZEHだと認定を受けるためには、まず外気の気温による影響を受けないという断熱性の高さが欠かせません。
断熱材や断熱性の高い窓を使うことによって、冷暖房のエネルギー消費を減らせます。
2つ目は省エネです。
省エネの要素にはHEMS(ヘムス)と呼ばれるシステムの導入が必要になります。
HEMSとは、ホーム・エネルギー・マネジメント・システムの略で、家で使用される電力と作られる電力が確認できるという優れものです。
また、エアコンや給湯システム、照明なども省エネタイプのものを設置する必要があることに注意しましょう。
3つ目は創エネです。
ZEHに認定される家は、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーを作り出す装置が取り付けられている必要があります。
そしてこの創り出された再生可能エネルギーが、消費するエネルギーよりも多い必要があることにも注意しましょう。
高断熱性能や省エネ設備機器、太陽光発電といった機会で自家発電を行い、それをHEMSと呼ばれるITを活用したシステムを駆使することで、効率よく使用電力を管理するのがZEHです。
ZEHに住むことで、省エネでも快適に過ごせ、また電力消費が最小に抑えられるため光熱費の削減も可能にします。
□ZEHが誕生した背景とは
様々なメリットがあるZEHですが、これが生まれた背景には日本が直面するエネルギー問題がありました。
現在日本の家庭で消費される最終的なエネルギーの消費量は、オイルショック以降約2倍に増加し、エネルギー消費全体の15パーセントにもなっています。
そんな中で、2011年に発生した東日本大震災の際に起こった電力供給やエネルギー価格の問題を受けて、政府は家庭での省エネ生活を重要視するようになりました。
そこで生まれたのがZEHです。
ZEHを日本全国に普及させることで、家庭で使用されるエネルギー消費のスタイルを新しくできると考えられています。
そのため、現在国を上げてZEHの普及活動に取り組んでいるのが現状です。
□ZEHを建てると補助金が受けられる
ZEHを日本全国に普及させる活動の1つとして、ZEHを建てる人は補助金がもらえるという制度があります。
しかし、補助金をもらう際は、以下の注意点を意識しましょう。
1つ目は補助金を受けるためには、補助金の対象となる工務店やハウスメーカーを利用する必要があることです。
ZEHの認定を受けた家を建てられる工務店やハウスメーカーは、ZEHビルダーやZEHプランナーと呼ばれ、ホームページにはZEHのロゴが記載されていることが多いです。
2つ目は、補助金制度の種類です。
ZEHには、省エネ率や立地場所によって大きく3つの種類に分けられ、それぞれで補助金制度があります。
しかし、補助金制度にはいくつか種類があり、それぞれで補助金の金額や採択方式が異なります。
補助金をもらう前に、どの補助金制度を利用するか確認するようにしましょう。
そして3つ目は、補助金の申請についてです。
ZEHの補助金は、申請するとその後の間取りや設備の変更ができません。
そのため、申請する前に入念な確認をする必要があります。
ZEHを建てる際は、事前に間取りや設備をしっかりと検討するようにしましょう。
ZEHは断熱化や省エネに対応させるため、建設時はどうしても一般的な一戸建て住宅よりもコストがかかってしまいます。
しかしながら、これから先ZEHが当たり前の社会になっていくことや、長期的な光熱費のことを考えた時、ZEHはとても経済的な家です。
それらを含めると、ZEHをご検討されるのも良いのではないでしょうか。
□弊社はZEHビルダーとして認定されています
ZEHビルダーとは、「国から認定を受けて正式にZEHの家を建てることができるハウスメーカー」です。
弊社のZEHはそのデザイン性だけでなく、性能自体にも絶対的な自信を持っています。
ただシステムを導入するだけではありません。
間取りを球体で考え、光の入り方、風の流れなど全てを計算し、その土地にあった最高の住宅をご提案しています。
ZEHを建てられる際は補助金についてのご質問も受け付けておりますので、興味がある方はお気軽にお声掛けください。
□ZEH目標の公表資料
下記から弊社のZEHへの取り組み、目標値についてまとめた資料をご覧いただけます。