• コラム

2020.09.14

バリアフリーを意識した家創りのコツを富士市の注文住宅業者がお話しします!

 

皆さんは、バリアフリーをご存知でしょうか?
バリアフリーを調べてみると「障害を取り除いた事態や状態のこと」のようです。

なんの不自由もなく生活している方からすると「バリアフリーなんて私には関係ない」そのように思う方が多い気がします。

しかし私たちは年をとります。

家を建てる時の年齢だけではなく生涯のことを考え家を建てるべきではないでしょうか?

今回は、富士市にお住まいの方へ向けて、バリアフリーを活用した家造りについてご紹介します。

 

□水回りでの注意点


 

バリアフリーの生活を考える上で、まず取り上げたいのが水回りにおけるリスクです。
65歳以上の高齢者の方の死亡者数の割合が最も高い家庭内事故は、浴槽での溺死となっています(2010年、厚生労働省による調査データより)。
お風呂での動作は高齢者にとっては運動に相当するとも言われているため、水回りの事故を防ぐためにも、十分に注意して計画する必要があるのです。

 

段差をなくすことや、またぎ部分、洗い場での動作、浴槽内に手すりを設けることで安心できるでしょう。
また、冬場のリビングと風呂場の気温差も考慮する必要があります。
気温差によって、高齢者の方はヒートショックや血圧の上昇により命を落とすこともあるため、浴槽暖房にも気を使うことが大切です。

 

□車椅子が通れる廊下がおすすめ


 

弊社のコンセプトでもあるように、「世代を超えて住み継がれる家」のために、将来的に車椅子を使用することも検討した家創りを弊社では推進しています。
例えば、廊下について例を挙げます。
将来的には、介護者と介護を受けられる方が2人歩ける以上の幅が必要でしょう。
幅を広く取る理由として、手すりの設置を想定しておく必要があるからです。

 

介護者に助けてもらいながらでも歩ける場合は2人分の幅で問題ないですが、車椅子を使用するようになれば、そうとは限りません。
車椅子のサイズにもよりますが、最低でも90センチ以上は見越しておく方が賢明でしょう。
これは、進行方向や後ろ向きの動きのみを想定した幅で、左右に転回する場合は150センチ以上が必要です。

 

このように、今の暮らしだけではなく、将来を見越した住宅を建設することが、住みやすいお住まいを創るポイントです。

 

□段差についての考え方


 

バリアフリーでは段差を取り除くことでつまずきを防止するという考え方が一般的ですよね。
しかし、弊社ではあえて段差を作るように設計する場合があります。
例えば、和室とフローリングの境目で少し段差を設けることで、座れる高さに設計します。
高齢者にとっては、平坦な地べたに座るより、腰掛けられる段差がある方が楽な姿勢を取れるからです。

 

また、たかが階段の手すりとお考えの方もいるでしょう。
階段の手すりは外側に設置することが一般的ですが、弊社では内側に設置する場合があります。
お住まいになる方に合わせた、最も使いやすい手すりのあり方を考えた結果です。
常識にとらわれず、斬新なアイデアを生かした設計を心がけており、手すりの太さや高さ、デザインにまでこだわりを発揮しています。

 

*弊社での取り組み


 

弊社の家創りのコンセプトとして、建築医学や人間工学を軸としたものがあります。
それらを「健康住宅」といい、構造や間取りや設計に加え、素材、空間コーディネート、照明設計まで計算し尽くした、五感に作用するマイホームを提案しています。
バリアフリーに対しても弊社ならではの考えがございますので、それらを参考に快適なお住まいを実現させましょう。

 

 

 

*フラットが魅力!平屋建ての方に向けて


 

平家には階段がないため、段差を作る必要がありません。
移動もしやすく、バリアフリーの住宅を建てる際は適しているでしょう。
行き止まりがない動線をつくることや、不要な段差をなくすことを第一に考えることがポイントです。

 

さらに、リビングとダイニングに和室を設定して小上がりの段差を作れば、疲れた際に楽に休めます。
床下のスペースは収納として使えるため、効率的に使用できる点も魅力です。
2階建てに対して、平家はワンフロアであるゆえに、個人スペースが分けにくいデメリットをお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、玄関を家の中心に設けることで左右を親世帯と子世帯に区切れるので、生活空間を分けられない心配はありません。

 

弊社では、心の安らぎと共に癒しを感じられる生活をご提案しています。
100年後の未来でも快適に住めるよう、建築医学や人間工学を取り入れた設計を致します。
そのため、バリアフリーは弊社の得意分野でもあり、さまざまなアドバイスをさせていただき、お客様に満足していただけるマイホームを建設しています。
弊社が説明するバリアフリーの生活を、ぜひ参考にしてバリアフリーをご検討されているお客様はご活用ください。

 

□まとめ


 

今回、水回りや廊下、段差についてポイントを置き説明しました。
ストレスフリーな住みやすい健康住宅を創るためには、将来を見据えた家創りがポイントです。
当社でも採用しているバリアフリーはご紹介した以外にもたくさん存在するので、ぜひご相談ください。
富士市で注文住宅をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。