• コラム

2020.04.16

吹き抜けでよくある失敗を紹介!失敗しないための対策とは?

吹き抜けがある家に憧れる方は多いのではないでしょうか?
吹き抜けを取りいれると家全体の開放感が増し、天井も高くなることで非常に気持ちの良い空間に仕上げられます。
しかし、吹き抜けにもデメリットが存在することをご存知ですか?
そこで今回は、その失敗例とその解決方法をご紹介致します。

 

□吹き抜け作りで失敗してしまったケース


 

吹き抜けを作ったことで失敗してしまったケースはいくつかあります。

中でも多いのが冷暖房が効きにくくなってしまったというものです。
実は吹き抜けを作ると開放感が出る反面、部屋の体積が増えてしまいます。
そのため、その分、冷暖房が部屋全体の温度を調節するのにより多くの時間が必要になってしまうのです。

空気はそれぞれ冷たい空気は重く、暖かい空気は軽いという性質があるため、冷暖房の位置によっては1階の部屋がなかなか暖まらなかったり2階部分の温度が暑くなってしまうといったことも考えられるでしょう。

また、吹き抜けの天井部分に照明器具をつけてしまうと器具が壊れてしまった時になかなか修理をできずに困ってしまうケースもあります。
吹き抜けにしていると1階から天井まではかなりの高さがあるので、足場もなく自分たちで照明器具の取替えを行うことは困難になるでしょう。

 

□吹き抜けで失敗しないためのポイント


 

*シーリングファンで空気を循環させやすくする

皆さんはシーリングファンをご存知ですか?
シーリングファンとは天井に設置する扇風機のことで、こちらによって部屋全体の空気が撹拌され、より短い時間で室内の温度を一定にすることができます。
吹き抜けは構造上空気が循環しにくくなってしまうので、シーリングファンのような循環をサポートしてくれるアイテムがあればいつでも快適な温度で暮らせるでしょう。

>> アリアンスでは吹き抜けを作った9割以上のお客様が設置しています。

 

*照明の位置を工夫する

照明は必ずしも天井につける必要はありません。
壁面にスポットライトを設置するという方法もありますし、他にもペンダントライトと呼ばれる天井からぶら下げるタイプの照明もあり、こちらであれば電球が切れたり壊れたりしても比較的簡単に修理できます。
他にも、電球を長持ちするLEDにすることでメンテナンスの頻度を最小限に抑える方法もおすすめです。

>> アリアンスでは吹き抜けの天井部分ではなく足場のある場所に照明を設置したり、壁に設置したり、照明の位置にこだわりを持っています。

 

 

*断熱材にこだわる

上記でも説明した通り、デメリットとして「温度」が挙げられます。それを解消する方法は「断熱材にこだわる」ことです。

ほとんどのお客様が知らないことではありますが、断熱材は本当にピンキリです。いくつか種類、特徴があります。

もちろん、どれを使うのが正解とは言い切れません。

しかし弊社では「アラスカの観測地帯でも使用される一生涯保障のついた最高級断熱材」を標準装備しています。

吹き抜けを立て続けている弊社だからこそ、こだわりにこだわりぬいた1種類を選んでいます。

 

この辺りの話はぜひ弊社事務所にてお話しさせてください。

 

*家の耐震性を重視する

 

家屋の耐震構造を強化する上で床が大事な役割を果たしてくれるのですが、吹き抜けの構造にするとその床の面積が少なくなってしまうので耐震構造が脆弱になってしまう傾向があります。
特に横方向の力に弱く、もし地震が起こった場合に建物の形が崩れてしまう危険性が普通の家に比べて高くなってしまうのです。
このようなリスクを回避するためにも、吹き抜けを検討する場合は業者の方に耐震性の面について相談してみるのも良いかもしれません。

当社では、耐震性を住宅において最も大切な部分であると考えています。
住宅性能評価機関では耐震等級を1〜3段階まで定めているのですが、当社の建築する住宅は吹き抜け構造を含め全てあの「YAMAHA」が製造する最高品質の制振ダンパーを使用することで最高等級の3を維持しております。

 

□当社が提案する家創りのコンセプト


 

当社の家創りのコンセプトは建築医学や人間工学を軸とした真の「健康住宅」のご提案です。
私たちが掲げる「健康住宅」とは、構造から間取り設計はもちろん、素材、空間コーディネート、照明設計まで全てを計算し、五感に作用する住まいであり、マイホームが快適であるからこそ、家族みんなの笑顔と健康が生まれるのだと考えています。

また、家は建てて終わりではなくそのあとの暮らしのクオリティまで保障してこそ真の家創りであると考えて取り組んでおります。
そのため保障は1年、3年、5年、10年と手厚くご準備しておりますので安心してご検討ください。

 

□まとめ


 

吹き抜けは視覚的な開放感が得られる反面、いくつかデメリットもあることがわかりました。
しかし、これらは設計時点で事前に対策したり防音カーテンなどを取り付けたりすることによって十分に防ぐことも可能ですので、吹き抜けのある家の建築を検討している方は是非今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。