- コラム
2021.06.19
注文住宅を高気密高断熱にするメリットを3つご紹介!注文住宅をご検討中の方へ!
高気密・高断熱の住宅に住みたいという方は大勢いらっしゃいます。
当然「性能が高い家」に住みたいですよね。
しかし、高気密高断熱の住宅にもデメリットは存在します。
この記事では高気密高断熱の住宅に存在する特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。
注文住宅を検討中の方で住宅の機能性について興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
□高気密高断熱住宅の特徴とは
高気密高断熱住宅のそれぞれの特徴をご紹介します。
高気密住宅とは家の内部と外部の間に生じる隙間が少ない住宅のことを指します。
家を建てる際には目に見えなくても小さな隙間が生まれてしまうことがあります。
その隙間は、気密テープや防湿シートなどで埋めることが可能です。
このような材料を利用して外の空気が室内に入ってくること防ぎます。
そうすることで気密性が高くなり、高気密と呼べる住宅になるのです。
高断熱住宅とは断熱性を高めるために外壁と内壁の間に断熱材を使用したり、断熱性の高い窓を利用している住宅のことを指します。
室内と室外で熱が行ったり来たりするのを防ぐことを断熱と言います。
そのため断熱性が高いほど夏の暑い空気や冬の冷たい空気が室内に侵入することを防いでくれます。
高気密と高断熱は一緒に利用するとそれぞれの効果が高まるため、どちらか1つを選ぶというよりはどちらの性能も重視することをおすすめします。
□高気密高断熱住宅のメリットとは
先程の説明では高気密、高断熱それぞれの特徴をご紹介しました。
ここではこれらの機能を持つ住宅のメリットについてご紹介します。
*光熱費を削減できる
高気密や高断熱の機能を持つ家は、長期的な視点でみると光熱費を削減することが可能です。
これらの機能を付けるための費用はかかりますが、一度設置してしまえば室内の空気を管理しやすくなります。
高気密高断熱の部屋で夏に一度冷房を付けると冷房が効きやすく、外部からの空気の影響を受けにくいため快適な室温を保つことが可能です。
冬の寒い時期に暖房をつけた際にも同様のことが言えるため1年を通して空気のコントロールがしやすいです。
冷暖房が効きやすくなることで、それらの使用は最低限に抑えられるため結果的に光熱費の削減につながります。
*快適に暮らせる
高気密高断熱の家は一年を通して気温の高低差が急激に起きることがないため快適に暮らせます。
そのためヒートショックの予防にもなるのです。
ヒートショックとは急激な温度変化に体が対応できず、血圧が急に上がったり下がったりして、体に悪い影響を及ぼすことです。
気温の変化による体調不良が軽減できるので快適に暮らせますね。
また、冬場に暖房が効いているリビングやダイニングは快適だと感じていても、洗面所やトイレに行くと底冷えしたという経験をしたことはありませんか。
このような室内での気温差も軽減してくれます。
*掃除の負担を軽減できる
このメリットはあまり想像しにくいかもしれませんが、実は温度差がなくなることによって掃除の負担を減らすことが可能なのです。
室内の壁表面の温度を一定に保っておくと、空気の流れによって生まれる静電気が発生しにくくなります。
このことは壁にほこりが付着することを防いでくれるため、壁掃除の手間を省いてくれるのです。
□高気密高断熱住宅のデメリットとは
高気密高断熱住宅にはデメリットも存在します。
例えば高気密高断熱の住宅にすると、これらの機能を持たない住宅よりも費用が高くなってしまいます。
性能が高いものを選ぶと同時に価格も上がるため、あらかじめこれらの機能にどれほどお金をかけられるか資金計画を立てておくことをおすすめします。
しかし、初めに購入するときは少し高価格なものを選んでも、将来的に元が取れる可能性が高いです。
その理由は、冷暖房を利用する回数が減ったり、温度調節をしやすくなったりするためです。
また、高気密高断熱住宅は一般的な住宅と比較すると開放感が少なくなる可能性があります。
これらの性能を持つ家をつくろうとすると、窓の大きさを小さくする方が多いのです。
窓は気密性や断熱性を下げる可能性がある部分なので、できるだけ性能を活かすために小さな窓を選んでしまいます。
小さな窓ばかりだと風通しが悪くなったり、日光が入りづらかったりする傾向にあるため少し開放感に欠ける可能性があるのです。
開放感がなくなると聞くと、少し不安ですよね。
しかし、弊社では明るさ効果のあるLOW-E 複層ガラスを採用しております。
紫外線をカットしながらも、室内にたくさんの光を取り込めるので大変おすすめです。
窓を設置する際にも、その存在を感じさせないようなフレームイン構造を提案させていただくので、開放感に欠ける心配はありませんよ。
その他のデメリットとして、高気密高断熱住宅は空気を室内にとどめてくれるという性質を持ちますが、この性質は夏場の暑い空気を閉じ込めてしまう原因にもなります。
そのため冷房をかけていない間に室内に熱気がたまってしまうと少し危険です。
しかしこれには対処法があります。
日光が室内に入り、室内に熱気がこもってしまうことの対処法として、窓にすだれをかけてみたりシェードを利用してみると良いでしょう。
また、植栽が好きな方はグリーンカーテンを作ってみることもおすすめです。
先程ご紹介した、LOW-E 複層ガラスは遮熱効果があるので、このデメリットも補填できますね。
□まとめ
この記事では高気密高断熱住宅の特徴やメリットデメリット、またその対処法についてご紹介しました。
高気密高断熱の住宅には初期費用がかかりますが、長期的な視点でみるとコストが抑えられ魅力的に感じますよね。
富士市周辺で注文住宅をお考えの方は、家族みんなが笑顔で健康に暮らせる家づくりを弊社で実現させませんか。