• コラム

2022.08.05

家づくりにおいて駐車場は大切です!ポイントを押さえましょう

家づくりにおいて駐車場の設計は大切です。
いくつかポイントがあるので、しっかりとポイントを押さえたうえで設計しましょう。
駐車場の種類やレイアウトについてもご紹介するので、ぜひご一読ください。

 

□駐車場は広さが大切



駐車場に必要な広さは、それぞれの家庭の状況や現在乗っている車、今後乗る可能性のある車の大きさなどによって異なります。
また、敷地面積によっては、駐車場のスペースを十分に確保できないかもしれません。
ご家庭の広さはどれくらいかを知る前に、まずは一般的な駐車場の広さを確認しましょう。

一般的に、駐車場をつくる時は「幅2.5m×長さ5.0m 車路幅5.0m」の寸法で設計します。
あくまでも一般的な駐車場のケースを想定しています。
仮に、車椅子を使用する場合は、より広いスペースが必要になるでしょう。

では、2階建て4LDKの住宅の場合は、駐車場の広さはどうなるのでしょうか。
まず、2階建て4LDKの住宅を建てるには、35坪ほどの広さが必要になります。
そして追加で駐車スペースを確保する必要があるでしょう。

上述した一般的な寸法に少し余裕を持たせると、幅3.0m×長さ5.5mほどになります。
つまり、約5坪ほどが駐車スペースです。
住宅の面積とあわせると40坪ほどの敷地面積が必要になります。

当たり前ですが、ガレージをつくる場合は、車の大きさや高さを知っておく必要があります。
現在の車の大きさを知る必要がありますが、将来的に違う車に買い替えたり、車を増やしたりするかもしれません。
そのケースも考慮して、問題のない大きさのガレージにしましょう。

なかには、狭小住宅に駐車場をつくる方もいらっしゃるかもしれません。
狭小住宅の場合は、敷地面積の狭いところに駐車場を設ける必要がありますね。
そうすると建物部分がとても小さくなってしまうかもしれませんので、ビルトインガレージを検討してみましょう。

ビルトインガレージとは、駐車するスペースを建物の一部に組み込んだガレージのことを指します。
ビルトインガレージにすることで、狭い敷地面積でも駐車場を確保できます。

 

□駐車場の3つの種類をご紹介



続いては、駐車場の種類をご紹介します。

1つ目の種類は、オープンタイプです。
オープンタイプとは屋根や柱のない駐車場のことを指します。
開放感があり広く感じられるでしょう。

オープンタイプの場合は、建ぺい率などの規制に当たらないため、自由な広さを確保できます。
ただ、ゲートや門柱がないので、防犯面では少し不安が残るかもしれません。

2つ目の種類は、カーポートタイプです。
カーポートとは、屋根と柱だけの簡単な車庫のことを言います。
よく住宅街で設置されているのを見られるかもしれません。
雨が降っていても濡れることなく車に乗り降りできることがメリットです。

3つ目の種類は、ガレージタイプです。
ガレージとは、建物の一部に設けられた車を入れる建物のことを指します。
もしくは、車を駐車する独立した建物のことです。

車が四方に囲まれる形となるので、車のサイズに注意をする必要があります。
ガレージをつくった時よりも大きな車に乗り替える場合は、駐車できなくなるリスクがあるかもしれません。
あらかじめ考慮しておきましょう。
建物の一部に設けられているのであれば、車庫への移動や車の乗り降りがスムーズに行えるでしょう。

 

□駐車場のレイアウトも大切



最後のポイントは、駐車場のレイアウトです。
駐車場のレイアウトとは、実際にどのような形で車を駐車するのか、ということです。

最も一般的なものが、道路に対して車を直角に駐車する「直角駐車」です。
駐車もしやすいことが特徴です。

十分に駐車スペースを確保できない場合は、道路に対して並行に駐車する「並列駐車」も考えられます。
狭い敷地面積の場合は検討してみても良いかもしれません。

また、奥行きのある土地でしたら「縦列駐車」も選択できます。
ただ、縦列駐車は奥に停めた車が出しづらいことがデメリットでしょう。

このように、土地の大きさや形状、建物の大きさ、住む人によっても最適な駐車場のレイアウトは変わります。
生活スタイルや駐車のしやすさなどを考慮して、最適なレイアウトを選択すると良いでしょう。

また、デザインについても考えてみましょう。
駐車場のデザインはあまり意識しないかもしれませんが、住宅の外観と同様に外から見える部分です。
せっかく外観にこだわったのに、駐車場でデザイン性を損なってしまってはもったいないですよね。

ポイントとなるのは、採用する素材やカラーです。
建物の部分で使われている素材やカラーと近いものを選択すると、統一感のある雰囲気にできます。

 

□まとめ



今回は、家づくりにおける駐車場について解説いたしました。
駐車場をつくる際は、広さやレイアウト、デザインなどに注意しましょう。
この記事を役立てていただけると幸いです。
家づくりをお考えの方は、お気軽に当社までお問合せください。