- コラム
2017.07.17
整理収納のコツ《1》最初のステップ
整理収納アドバイザーの本部です。
家を建てたばかりの頃は皆さん物がすっきりまとまっていますが、
生活しているうちに物が増え、乱雑に置かれてしまい、結果素敵な空間が台無しになってしまっていませんか?
今回から2回に分けてお家の整理収納について、解説していきます。
■最初のステップは「必要かどうか仕分けすること」
まずモノが増えていく原理を考えてみましょう。当たり前ですがモノは買ってきたり貰ってくれば増えます。
そして捨てたり誰かにあげれば減ります。例えば家族4人暮らしで、1日あたり1人が1つずつモノを増やしただけで4×365ですから、なんと1年間で1460個のモノが増えるのです!
そしてモノを買うこと、または買ったモノを維持する事に対しても無駄な時間とお金を使っていることにもなります。
そこで知っておきたいのが「整理」「整頓」「収納」の違いです。
「整理」は整えるというイメージがあるのですが、整えるというのは「整頓」なんです。
では「整理って?」というと「本当に必要なモノか区別して不要なモノを取り除く」ことです。
「収納」は「よく使うモノを使いやすく収めていく」という意味です。
何が言いたいかというと「必要かどうかの判断が最も重要」ということです。
まずは片付けを始める前に、一度物を洗い出し、本当に必要かどうか仕分けすることからスタートしましょう。
■整理をした時の効果とは?
整理をした場合、具体的にどんな効果があるでしょうか?気分がスッキリするとどんな影響があるかなど突き止めていくと、実にいろいろなことに影響していることが分かってきます。
例えば「探し物」は整理を怠ると必ず出てくる現象で、整理ができていればなくなるものです。
たった5分の探し物でも、ムダな時間が発生します。出勤前など忙しい時間に探し物をした場合、慌ててイライラしがちですね。
結局見つからず再度購入した場合はムダな出費になってしまうわけです。
整理がきちんとできていれば、時間的効果、精神的効果、経済的効果に繋がります。
■つい物を起いてしまう場所がある
動作・動線とモノを置く高さを意識すれば散らかりにくくなるはずです。
人の動作・動線上あるいはその近くに適度な高さのモノを置くと、その上には様々なモノを置くという現象が起きます。
下駄箱を例に考えてみましょう。
玄関は動作・動線が集中する場所です。ここに腰より少し上ぐらいの高さの下駄箱があるとモノが置かれやすくなります。
つまり下駄箱の上にはモノだらけで散らかりやすいのです。
よく、ダイレクトメールなどの郵便物、折り畳み傘、など無造作に置かれています。
この「置きやすい高さ」に注意しましょう。それ以上モノが置けないように観葉植物など置くのも良いですね。
次回へ続きます。