- コラム
2017.07.17
整理収納のコツ《2》定位置管理のすすめ
■定位置管理で探しモノの必要がなくなる!?
ご家庭や職場など多くの人が使うモノについては決められたモノの定位置を共有している必要があります。
人に聞かなくてもモノの位置が把握できることが理想です。
モノが見つからないと「お母さん○○どこ?」「○○さん、あれはどこにあったっけ?」というように尋ねます。
聞かれた相手は手を止めなくてはいけない為、時間のムダになってしまいます。
そこで定位置管理がとても重要になってきます。
定位置管理を具体的に解説すると「グルーピング」と「ラベリング」の2つのキーワードがあげられます。
■グルービング
グルーピングとは「一緒に使うモノはまとめて収納する」ということです。
人別、アイテム別に分けると良いと思います。例えば、我が家には「宅急便・古紙」と名付けられたカゴがあります。
その中には宅急便に必要な伝票、ボールペン、ガムテープ、古紙を出す時に必要な紙ヒモ、ハサミなどをグループにして入っています。
宅急便を出す時や古紙をまとめる時には、そのカゴを持っていけば、作業がスムーズです。
ですから我が家には文房具ハサミが何個もあります。この数が多いか少ないかは別の話ですが…それぞれ保管場所が違います。
1つは先程の「宅急便・古紙」のカゴ。1つは洋服が保管してある納戸にもあります。(これは買い物した際にタグなどを切る為に置いてあります)
1つは洗面所に(洗剤やシャンプーなどを開封する為に置いてあります)冷蔵庫の中でもグルーピングで分けています。
「和セット(梅干し、漬物、納豆など)」「洋セット(バター、ジャム、チーズなど)」グルーピングされていれば他の家族も迷わず探すことができ元に戻す習慣もつきます。
■ラベリング
グルーピングができたら、ラベリングもしてみましょう。
先程の「宅急便・古紙」「和セット」「洋セット」などラベルを貼って誰が見ても分かりようにしておくと置き場所がすぐに分かるので便利です。
グルーピングやラベリングに慣れたらアクション数も意識してみましょう。
取り出しやすさだけでなく、しまいやすさを考える時にアクション数は、とても重要です。
使用頻度の高いモノは片手で出し入れできると理想的です。
例えば1つのモノを取り出す時に
①引出しを開ける > ②容器のフタを開ける > ③ファスナー付きの袋を開ける
などアクションが多すぎると出し入れが面倒になり最後は適当な場所に置きっぱなしになりがちです。
特に細かいモノが多いキッチンは、すぐにさっと取り出せる収納を心がけましょう。