- コラム
2019.07.29
2019.07.29
この世には、誰もが美しいと感じる比率が存在します。
「黄金比」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
黄金比とは、近似値1:1.618、約5:8の安定的で美しい比率とされる貴金属比の一つです。
貴金属比は黄金比の他にも、白銀比や青銅比などがあります。
いずれも人間が無意識のうちに、美しいと感じる比率のことです。
アリアンスでは、このような理論を元に普遍的な美しさを持つ家づくりを提案しています。
そこで今回の記事では、黄金比の歴史とともに、黄金比で作られたものをまとめてみました!
黄金比を発見したのは古代ギリシアの数学者エウドクソス(紀元前408年頃~紀元前355年頃)と言われています。
その後同じく古代ギリシアの彫刻家であるペイディアスが初めて黄金比を利用しパルテノン神殿を建設しました。
これだけ昔から存在している黄金比ですが、人類が最も美しいと感じる比率として広く知られたのは1800年代になってから。
長い年月をかけて多くの人たちへ浸透したようです。
現在では日本国のみならず全世界の建造物、チラシやパンフレット、ロゴやホームページなどに用いられる定番の比率となっています。
ここからは、実際に黄金比を利用して作られたとされるデザインを見てみましょう。
有名な絵画「モナリザの微笑」。レオナルド・ダ・ヴィンチが黄金比を用いて作り上げた代表作の一つです。
生え際から顎先までが綺麗に黄金比で成り立っています。細部にまで非常にこだわって作り上げられたことが伝わってきます。
あのリンゴマークも実は黄金比が使われているんです。
シンプルながら美しい印象を与えるのには安定した比率が用いられてるからだと言えます。
ちなみにAppleではiPhoneからMacBookの中身まで、様々なデザインが黄金比になっています。
引用元:https://blog.goo.ne.jp/jiten4u/e/c796b6ad5fdaa5af3fdf5123fe9188b6
Googleのロゴは大小2つの○で構成されており、その直径はほぼ「1:1.618」で作成されています。
おへそ辺りを中心に、上半身と下半身の比率、全体と下半身の比率が1:1.618を描画しています。
パリのエトワール凱旋門も中央開口部の高さと全体の高さが黄金比で構成されています。
パルテノン神殿は、彫刻家「ペイディアス」によって作られました。
黄金比を用いて制作された建造物としてはパルテノン神殿が初めてだとされています。