• コラム

2020.07.26

富士市で注文住宅をお考えの方に無垢材のメリットとデメリットを解説します!

 

注文住宅を建てようとお考えの方の中には、使用する木材にもこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。
使用する木材によって、風合いや機能性が異なります。
そこで今回は、天然の木を使用した無垢材について解説します。
富士市で注文住宅を建てるかご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

 

□無垢材を使用した時のメリットとは


 

*無垢材とは


 

そもそも無垢材とは一体何なのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

無垢材とは、1本の木から直接切り出された角材や板のことを言います。
無垢材の特徴は、切り出すこと以外化学薬品を使用するといった手が加えられていないため、自然の木そのものの良さを前面に感じられることです。

 

「木材って全部1本の木から切り出されたものじゃないのか」
このように考える方もいらっしゃると思います。
実は、木材にはいくつも種類があり、全てが1本の木から丸々切り出されているわけではありません。
防蟻剤を加えられた防蟻木材や、ベニヤ板が代表例として挙げられる合板が他の木材にあたります。

 

実際に住宅を建てる際に無垢材を使うメリットをいくつかご紹介します。

無垢材を使用する大きなメリットの1つに、暖かい木の質感があります。
無垢材は天然の木を直接切り出して使用しているため、木の断面がそのまま模様として現れます。
最近では合成木材を使用したものでもデザイン性が向上していますが、天然の風合いにはかないません。
この世に同じものが1つとない、自然な風合いを醸し出せます。

 

また、時間と共に変化していく風合いにも注目です。
合成木材は時間の経過と共に劣化だけが進んでいきますが、一方で無垢材の場合は風合いが変化します。
その変化の仕方も、切り出し方によって色が濃くなる場合や木目が際立つ場合など様々あるため、家によって違いを楽しめるでしょう。

 

他にも、無垢材は断熱性や調湿作用にも優れています。
そのため冷暖房の稼働を最小限に抑えられ、光熱費の節約にもつながります。
常に快適な室温に調節されるだけでなく。ダニやカビの発生も抑えられ、家が長持ちします。

このように、無垢材を使用することは住む人だけでなく環境や家自体にも優しいと言えるでしょう。

 

□無垢材を使用した時のデメリットとは


 

 

無垢材を使用するメリットをいくつか挙げましたが、デメリットもいくつかあることを知っておきましょう。

無垢材を使用する上での大きなデメリットの1つは、変形のしやすさがあります。
無垢材は天然の木をそのまま使用しているため、呼吸を行います。
梅雨の時期になると、湿度を吸収することで室内の環境は快適に保たれますが、その分木材が膨らんでしまいます。

 

また、乾燥する冬場には水分が飛んでいくために縮んでしまうこともあり、これらを繰り返すことで木材同士の間に隙間や反りが発生することが考えられるでしょう。

 

また、傷がつきやすいというデメリットもあります。
無垢材は合成木材と異なり、表面に加工を施していません。
そのため、比較的汚れや傷がつきやすい傾向にあります。
無垢材を綺麗に保っておくには、正しいお手入れ方法や補修方法を知っている必要があるのです。
以下でいくつか簡単なメンテナンス方法をご紹介します。

 

*無垢材のメンテナンス方法


 

 

無垢材は天然の木をそのまま使用しているため、こまめにメンテナンスをしてあげる必要があります。

無垢材の掃除は基本的に乾拭きを行いましょう。
水拭きを過度にしてしまうと、木材が痛む原因になってしまうため注意が必要です。
また、無垢材は合成木材と比べシミや汚れがつきやすいのが特徴です。
シミのつきやすい飲み物や食べ物を落としてしまった場合は、すぐ拭き取ってあげるようにしましょう。

 

その他にも、価格の高さがネックになる方もいらっしゃるかと思います。
無垢材は天然の木を1本1本切り出しているため、どうしても初期費用が高くなってしまいます。
しかし、上で挙げたようなメリットがあり、また合成木材よりも高い耐久性を持つため、お子さんやお孫さんが住むことも考えるとコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

 

□乾太郎とは


 

 

以上で挙げた無垢材のデメリットを補うために、弊社では乾太郎という無垢材を標準装備しています。

乾太郎とは、乾燥技術において定評のある業者が手がける国産ヒノキの無垢材のことです。
この乾太郎最大の特徴は、独自の乾燥技術を使ってヒノキに含まれる水分の割合を大幅に下げている点です。

 

一般的に、天然の木材は繊維の方向によって水分を吸収する割合が異なるため、住居に使用した際は乾燥による割れが最大の難点でした。
そのため水分の吸収率を均等にするべく木材の一部に背割れと呼ばれる割れ目を施すのが通例でした。
しかし、背割れには乾燥によって割れ目が開いてしまうというデメリットもあり、この影響で建物のズレが発生してしまうことが悩みの種となっていました。

 

一方で、背割りのない乾太郎はそのような心配をする必要はありません。
本来ヒノキが持つ長期間の耐久性や抗菌性、防虫性を損なうことなく、それまで合成木材でしかなし得なかった高い安定性を可能にしています。

 

□まとめ


 

今回は、注文住宅を建てる際に使用する木材についてお話ししました。
無垢材は使用する上で大きなメリットがありますが、反りや割れができる場合もあります。
そういったデメリットを補った乾太郎は、より長持ちする木材だと言えるでしょう。
富士市で注文住宅をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。