• コラム

2022.09.03

土地ありの注文住宅をスムーズにすすめるための3つのポイント

もともと土地をお持ちのところに注文住宅を建てる場合、土地なしの流れとは異なります。
この記事では、土地ありの注文住宅を建てる場合の流れや3つのポイントについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

 

□土地ありの状態で注文住宅を建てる場合の流れとは


土地をお持ちの場合は、新たに土地を探したり検討したりする必要はありません。
土地を探す手間は省けますが、もちろんそのほかの手続きも重要です。
流れをご説明するので、押さえておきましょう。

 

まずは、予算の検討とイメージづくりからです。
注文住宅の購入を検討される方は、まず予算について考える必要があります。
住宅を購入する場合、一般的には住宅ローンを借ります。
住宅ローンで借り入れたお金とご自身で用意された自己資金で住宅を購入できるでしょう。

 

まず自己資金がどれくらい用意できるか考えます。
その上で、どれくらいの金額を借りれらるかも調べましょう。
借りられる金額は金融機関のホームページから調べられます。
ホームページからご自身の年収などの個人情報を入力すると、借りられる金額が概算で算出できます。

具体的に資金計画は住宅会社のスタッフや金融機関に相談されると良いです。
ネット上で情報収集をすることも重要です。

 

予算について調べるのと同時に、どんな家にしたいか想像してみてください。
間取りやデザインなどなんとなくのイメージで良いので、考えてみると良いでしょう。
なんとなくでもイメージを持っておくと、会社選びや相談がしやすくなります。

想像の仕方としては、カタログを見たり、新築住宅がたくさん立ち並んでる住宅街を散歩しながら、参考にしたりするのも良いでしょう。
モダンな雰囲気の色や田舎風の家、シンプルで真っ白な家などいろんなタイプの家があることがわかります。

 

次に住宅会社選びを行います。
注文住宅を建てる場合は、ハウスメーカーや地元の工務店、設計事務所などに依頼できます。
それぞれの違いを把握して、ご自身の希望に最も近いところに依頼しましょう。

 

会社が決まったら、仮契約をします。
会社によって仮契約や申込みなど呼び方は様々です。
このステップがない会社もあります。

 

土地ありの場合は、その土地が法的にどれくらいの大きさの住宅が建てられるかどうか調査する必要があります。
またライフラインの状況を調べる敷地調査も行うでしょう。
そしてその結果を建物の内容や見積りに反映させます。

 

また、金融機関を選んで住宅ローンの仮審査も行います。
解約した場合の申込金の扱いなどに関して、契約内容をよく確認しておきましょう。

 

そして、工事請負契約を結びます。
住宅会社を最終的に決定して、プランや工期、価格が決まったら、いよいよ工事契約を締結します。
その後に、より詳しく建築計画をすり合わせていくでしょう。

 

そして着工し、どんどんと家が建っていく様を見届けます。
着工の前には、安全祈願のための地鎮祭を行い、骨組みが完成した後に上棟式を行うこともあります。
これらの儀式を行うかどうかはご自身で選択できます。

 

建物が完成したら、建物の最終チェックを行います。
このときに設備に不具合や破損がないかどうかを確認してください。

 

問題なかった場合は、正式に建物の引き渡しがあります。
購入代金の支払いも済ませて、契約が完了です。

 

□家づくりをスムーズにするためのポイント


続いては、家づくりをスムーズに行うためのポイントをご紹介します。

 

1つ目のポイントは、入居希望日から逆算して行動を起こすことです。
入居したい時期が決まっている場合が多いでしょう。
例えば、子どもの入学がある4月などが代表的です。

家が建つまでの期間は、半年かかる場合もあれば、2年以上かかる場合もあります。
急がなくて済むように、情報収集から引き渡しまでの期間に余裕を持って準備をしましょう。

 

2つ目のポイントは、あらかじめ家族でこだわりをすり合わせておくことです。
家に求めるものやデザインの好みなどは人によって異なります。
もちろん家族の中でも意見が割れることがあるでしょう。

みんなの意見を全て反映されることは難しいです。
あらかじめ意見を全て出した上で、これだけは譲れないなどの項目を定めます。
そしてそれ以外には優先順位をつけて、できるだけ家族みんなの意見が反映されるように努めましょう。

 

3つ目のポイントは、できるだけ多くの資金を用意しておくことです。
住宅購入には、様々な費用がかかります。
本体の費用もそうですが、諸経費なども忘れてはいけません。
資金面で頭を抱えることがないように、なるべく多くの自己資金を用意しておくことがポイントです。

 

□まとめ


今回は、土地ありで注文住宅を建てる場合の流れについてご紹介しました。
住宅を建てるのには、一定の時間がかかります。
大切なことはあらかじめ情報収集をおこなっておいたり、家族の希望のすり合わせをしておいたりすることです。
理想の家を建てるためには、入念な準備が大切でしょう。