• コラム

2022.09.27

見逃せない!長期優良住宅の6つのメリットとは?

これからの一生を共にしていく住まいだからこそ、いつまでも快適に暮らせる家づくりをしたいですよね。
そうなると選択肢として見えてくるのが「長期優良住宅」なのではないでしょうか。
この記事では、長期優良住宅について徹底的に解説いたします。
メリットや認定条件など、詳しく確認しておきましょう。

 

□長期優良住宅って何?


 

長期優良住宅とは、その文字の通り、長期に渡って優良な性能を維持し続けられる家のことです。
国が定めた長期優良住宅認定制度の基準をクリアしなければ、長期優良住宅として認められません。

後で詳しく解説しますが、基準では耐震性や劣化対策、維持管理、メンテナンス性など、いつまでも快適に暮らすために必要な水準が定められています。
行政庁に申請して認定を受けると「認定長期優良住宅」となり、様々な優遇措置が受けられるのも長期優良住宅ならではの特徴です。

 

今までの住宅は、世代ごとに家を持ち、世代ごとに住宅ローンを返済していくという流れが一般的でした。
これには、日本で建てられている住宅の平均寿命が短いことが理由の1つとして挙げられます。
しかしこれでは、ローンの返済で暮らしの豊かさを感じにくいですし、建てられる家も壊される家も増えて環境に悪いですよね。
「良い住宅を建て、きちんと手入れをし、何世代にも渡って住み継がれる家」を建てることができれば、これらの問題は解決できるはずです。

 

そうして2009年より、長期優良住宅認定制度がスタートされました。
今では4戸に1戸が長期優良住宅の認定を取得しているほど、広がりを見せています。

 

□長期優良住宅にしかない6つのメリット


 

それでは、長期優良住宅にはどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。
最初にまとめておくと、以下の6つのメリットがあります。

 

1.様々な税の控除や減税が受けられる
2.住宅ローンの金利優遇が受けられる
3.地震保険料が割引される
4.補助金を受けられる
5.長く快適な暮らしを送ることができる
6.資産性が高くなる

 

1.様々な税の控除や減税が受けられる
長期優良住宅に認定されると、以下の税制の控除や減税が受けられます。

・固定資産税:減税される期間が延長できる
・不動産取得税:控除額が1,200万円から1,300万円になる
・住宅ローン控除:控除限度額が273万円から455万円まで拡大される
・登録免許税:登記にかかる税金が減る
・投資型減税:掛かり増し費用の10%を所得税から控除できる
・贈与税:非課税限度額が1,000万円になる

どの控除や減税制度にも、期間や要件があるので、詳しくは国税庁のHPをご覧ください。

 

2.住宅ローンの金利優遇が受けられる
フラット35を利用すると、金利優遇を受けることができます。
借入当初から5年間もしくは10年間、金利を0.25%引き下げられます。

 

3.地震保険料が割引される
地震保険は耐震等級によって保険料の割引率が決まっているので、耐震性の高い長期優良住宅は50%の割引が受けられます。
保険会社に所定の書類を提出する必要があるので、資料は紛失しないように注意してください。

 

4.補助金を受けられる
長期優良住宅では、地域型グリーン化事業やこどもみらい住宅支援事業の2つの補助金制度を受けられます。
どちらにも一定の要件がありますが、要件を満たしていれば合計最大190万円の補助金を受け取れるので、一度確認しておくと良いでしょう。

 

5.長く快適な暮らしを送ることができる
長期優良住宅は、長期に渡って住みやすい環境を維持できる仕組みが整っています。
快適な暮らしをこれからもずっと続けていけるのは、長期優良住宅だからこそ得られるメリットですね。

 

6.資産性が高くなる
性能の高い長期優良住宅は、資産価値も高くなります。
将来もし売却することになっても問題ないでしょう。

 

□長期優良住宅の基準や認定条件は?


 

長期優良住宅として認定されるためには、以下の基準が前提とされています。
・長期に使用するための構造および設備を有している
・住居環境等へ配慮している
・一定面積以上の住戸面積を有している
・維持保全の期間や方法を定めている

 

これらの基準をクリアしている上で、以下の認定条件を満たしていなければなりません。

 

・劣化対策:数世代にわたっても住み続けられる構造、劣化対策が施されている
・耐震性:大地震が発生してもすぐに改修できるほどの耐震性がある
・維持管理や更新の容易性:点検や清掃を容易に行える
・可変性:ライフスタイルの変化に合わせて間取りを変えられる
・バリアフリー性:将来的にバリアフリー改修が可能である
・省エネルギー性:断熱性など省エネルギー性に優れている
・居住環境:良好な景観の京成、地域の居住環境の維持向上に配慮している
・住戸面積:快適な暮らしに必要な規模を有している
・維持保全計画:将来を見据えて点検や補修等の計画が策定できている

 

一般的な住宅とは、大きく異なることがわかりますよね。
これらの厳しい基準を満たした住宅が、長期優良住宅として認められるのです。

 

当社では、長期優良住宅であることを標準仕様として「世代を超えて住み継がれる家」をコンセプトに設計しております。
今だけでなく、ご自身の一生、これからの将来を見据えて、一緒に家づくりをしていきませんか。
ご興味のある方はお気軽にお問合せください。

 

□まとめ


 

長期優良住宅には多くのメリットがありますが「いつまでも快適に暮らせる家」というのが最大のメリットといえるのではないでしょうか。
これからは脱炭素社会実現に向けて、長寿命で省エネ性の高い家づくりが求められていきます。
ご家族が快適に暮らしていくためにも、長期優良住宅を検討してみてはいかがでしょうか。