• コラム

2022.10.04

新築のバリアフリーはどう実現する?!おすすめの間取りを3つ厳選!

家づくりでは、家族みんなが暮らしやすい間取りにすることが欠かせません。
その際は現在だけではなく、将来のライフスタイルの変化も加味して考えることが大切です。
今回は、新築で取り入れたいバリアフリーを実現したおすすめの間取りをご紹介します。
誰でも暮らしやすい間取りについて、一緒に考えていきましょう。

 

□バリアフリーの間取りの考え方は?


 

人は、歳をとると足腰の自由が利かなくなります。
ちょっとした段差や距離であっても、負担に感じてしまうこともあるでしょう。

歳は関係なく若い時でも、体調が悪い時や疲れている時などは、足元が不安になることがありますよね。
足元がおぼつかない小さなお子さまにとっては、少しの段差も危険な場所になります。

 

このように、何気なく暮らしている私たちの生活環境は、多少不便に感じていたり、不安に感じたりする部分がたくさんあります。
このような部分を取り除くのが、バリアフリーです。
バリアフリーを取り入れると、どの世代でも快適に、安心して過ごせる環境をつくりだすことが叶います。

 

新築は、これからの一生を過ごしていく場所です。
さらには子の代、孫の代まで引き継いでいくこともあるかもしれません。
将来を見越しても、やはりいつでも暮らしやすい環境を整えられるバリアフリーは取り入れておく他ありません。

 

そんなバリアフリーを新築に取り入れる際は、以下の3つのポイントを押さえる必要があります。
・段差を解消する
・転倒を予防する
・温度差をなくす
それぞれを詳しく見てみましょう。

 

*段差の解消


 

先程例に挙げたように、誰にとっても段差は一定のリスクのある場所になります。
小さな段差はより不注意になりやすく、危険です。
バリアフリーの間取りを考える際は、段差を解消するよう心がけましょう。

段差の解消法としては、床を上げたり、部材を設置したりする方法があります。
段差を解消できない場合は、段差の色を変えるなどして、目立ちやすくすると良いでしょう。
夜間のために、足元を照らすフットランプも欠かせませんね。

 

*転倒の予防


 

転倒の予防のためには、手すりの設置が効果的です。
玄関やトイレ、お風呂場など、立ったり座ったりする場所に設置しましょう。
なお、手すりは心臓と同じ左側にあった方が安心感が増すので、設置の際はぜひ参考にしてみてください。

 

*温度差の解消


 

部屋と部屋の間に温度差があると不快なだけでなく、ヒートショックの発生につながります。
バリアフリーにするには、このヒートショックの予防が欠かせません。
家の断熱性を高くして、家の中の温度が一定になるようにしましょう。

 

弊社では、世代を超えて住み継がれる家をコンセプトに、高齢になっても不便なく住み続けられる家づくりを提案しております。
今だけでなく、将来を見越した家づくりをしたい方は、ぜひ当社にお任せください。
人間工学など理論的に設計した住宅で、ご家族みんなが住みやすい環境づくりをいたします。

 

□新築で取り入れたいおすすめのバリアフリーの間取りを3つ厳選!


 

1つ目は、トイレを寝室のそばに配置する間取りです。
年齢を重ねると夜間にトイレに行く頻度が増えていきます。
夜間は視界が悪いので、転倒のリスクを減らす工夫が必要です。

その際におすすめなのが、トイレを寝室のそばに設置する間取りです。
寝室からすぐトイレに行けるので、負担なく安全に動くことができます。
トイレは広めに作り、手すりの設置や暖房便座などの工夫も忘れないようにしましょう。

 

2つ目は、廊下を車椅子が通行できるくらいに広くする間取りです。
廊下は、2人並んで歩ける幅だけでなく、車椅子を問題なく使えるくらいに広さを確保しておきましょう。
最低でも90センチの幅は必要で、さらに方向転換のことまで考えると150センチは必要になります。

 

3つ目は、畳敷きの小上がりを作る間取りです。
バリアフリーといえば段差の解消がポイントであると伝えましたが、くつろぐ場所では小上がりがあった方が便利なことがあります。
高齢な方にとっては、地べたに座るよりも少し腰をかけられる高さがあった方が、手をついて座れるので楽になるのです。
手のつけやすさで足腰にかかる負担は全く異なってきますから、みんなでくつろぐリビングなどには、畳敷きの小上がりを設置すると良いでしょう。

小上がりは他にも、疲れた時に横になったり、お子様のお昼寝や遊び場になったりできて、活用の場がたくさんあります。
キッチンやリビングから目線が通りやすい場所に設置して、多様な使い方ができるように間取りを考えておくのがおすすめです。

 

□まとめ


 

今回は、新築でぜひ取り入れたいバリアフリーの間取りについて紹介しました。
時が経っても、みんながストレスなく快適に暮らせる環境が実現できれば、きっと笑顔の絶えない場所をつくれるはずです。
あなたも一緒に、未来を考えた家づくりをしていきませんか。
何かご不明な点等ございましたら、お気軽にご相談ください。