• コラム

2022.10.20

家づくりでは風通しが要!間取りと窓の配置のポイント3選をご紹介!

ストレスフリーな家づくりをするためには、日当たりだけでなく風通しにもこだわる必要があります。
なぜなら風通しが悪いとジメジメしたり、洗濯物が乾きにくくなったり、夏に暑かったりするからです。
何よりすっと吹き抜ける風は心地良く、積極的に取り入れたいですよね。
今回は、家づくりでの風通しについて解説します。

 

□風通しを良くする2大要素は?


 

*窓


 

窓は、快適な風通しを実現するために欠かせない要素です。
窓から自然の風を取り入れることで、家の中で汚れていた古い空気が抜け、新鮮な空気が入ってきます。
古い空気は体調不良の原因にもなりますから、窓を開けることで空気を循環させることが大切です。

 

夏のようなジメジメと気温が高い時には、エアコンをつける前に窓を開け、蒸し暑くなっている空気を外に逃しましょう。
早く快適な温度にできるだけでなく、省エネにも繋がります。

 

*換気扇


 

風通しを良くするもうひとつの大切な要素が、換気扇です。
換気扇は、外の空気を取り込むことで、室内の空気の循環を手助けしてくれる役割を持ちます。
思うように窓が設置できない場合でも、換気扇を上手に活用できれば、空気が悪いと感じることはありません。

 

□【要確認】風通しは地域や季節によって変わる


 

前章では、風通しを良くするためには、窓と換気扇の2つの要素が鍵となることをご紹介しました。
しかし、それだけでは快適な家づくりをすることはできません。
風には特性があり、方角や季節、地域などの様々な原因によって変わるからです。

 

風通しの良い家づくりをしていくためには、この風の特性を知らなければなりません。

 

海沿いの地域であれば海から陸へと海風が吹きますし、山の間の地域であれば山陵から下へと山風が吹きおろします。
夏場は南風が多くても、冬場には北風が増えるなど、季節風の影響を強く受ける地域もあります。

 

私たちの住む静岡県であれば、中部は南西や北東の風が多いですが、東部では南や北の風が多い傾向です。
さらには海沿い、山間部など、地域によって地理的な特色も様々であるため、同じ静岡でも風向きは全く異なってきます。

 

風を上手く活用するためには、このような特性を理解するとともに、自分にとって必要な風だけを取り入れられるように考えていく必要があります。
家の温度や湿度を下げたい時には効率的に風を取り入れられ、反対に寒い時期にはあまり風の影響を受けないようにするというのが重要です。

 

□家づくりで快適な風通しを実現するためのポイント3選


 

ここまでご紹介してきたように、風通しの良い家にするためには風の特性を知り、適切な位置に窓を配置して、しっかりと風の通り道を作ってあげることが必要になります。
決して、大きな窓を設置したり、数を打ってたくさんの窓を設置したりすれば良いわけではありません。
これからご紹介する3つのポイントを押さえましょう。

 

1.窓の配置は風の流れに沿うように
地域や季節、立地など、様々な要因によって風の特性は異なります。
風の流れがない場所に窓を設置しても、風通しは良くなりません。
風がどの方角から吹いてくるのが多いのかを調べた上で、窓の配置を考えてみましょう。

 

2.対角線上を意識する
風が入る場所と抜ける場所の2つを意識して、窓を対角線上に設置すると、気持ちよく風が通り抜けるようになります。
大きな窓ではなく、小窓でも十分です。
窓を2つ設置するのが難しい場合には、窓と反対側の位置にドアを配置しても良いでしょう。
その場合は、窓を開ける時にはドアも開けるように意識してください。

 

3.高い位置に窓を設置する
空気の性質上、暖かい空気は室内の上部に集まります。
そのため、夏場は2階に暑い空気がこもり、寝室が暑いという事態になってしまうかもしれません。
そのような事態の解決策となるのが、高い位置に窓を設置する案です。
暑い空気が上から抜けるように風の通り道ができるので、夏場の2階でも快適に過ごせるようになります。

 

ただ、冬場は逆に、暖房で暖めた空気が上の窓から抜けていってしまうので、断熱性や気密性にはしっかりこだわりましょう。
開け閉めがしやすいデザインにすることも大切です。

 

当社の窓は、「Low-Eペアガラス」と呼ばれる、ガラスの表面にLow-E膜という特殊な金属膜をコーティングしたガラスを採用しております。
こちらの窓ガラスは二重構造になっていて、遮熱・断熱・防露・UVカットといった多くの機能を持ち合わせていて非常に機能的です。
Low-E膜が太陽の熱や部屋の熱を吸収、または反射することで、夏は涼しく、冬は暖かい住まいを実現します。

 

開放的な空間デザインをしているので、爽やかな風が家中を駆け抜けるようにデザインしているのも当社の強みです。
快適でストレスフリーな家づくりにご興味がある方は、ぜひお気軽にお問合せください。

 

□まとめ


 

風通しの良い家づくりをしていくためには、風の特性を理解し、風の流れができるように窓の配置を考えていく必要があります。
採光については他の記事でも取り上げておりますので、そちらも参考にしながら光と風に溢れた家づくりを進めていきましょう。