- コラム
2022.12.11
カーテンがいらない?!外からの視線を感じない家で開放的に暮らす
家でリラックスしたい時に、外からの視線を感じると気が休まりませんよね。
外の方にはその気がなくても、どうしても見張られているような気分になってしまいます。
それでも、大きな窓を設けて開放的に暮らせたら素敵ですよね。
外からの視線を感じない家は、どのように実現すれば良いのでしょうか。
□外からの視線は結構気になるもの
南道路の土地といえば、日当たりが良く、立地としても人気の高い傾向にあります。
その良さを活かして南側に大きめの窓を設け、自然光を取り入れた開放的なデザインを採用することも少なくありません。
しかし、盲点として実際に住み始めてから後悔することが多いのが「外からの視線」です。
「カーテンや窓を開けると外から丸見えになる」という失敗は多く、せっかくの開放感ある大きな窓の良さを活かしきれず、カーテンを閉めっぱなしにしたままということにもなりかねません。
そうなると、南道路の土地を選んだ意味や、南側に大きな窓を設けた意味がなくなってしまいます。
また、向かいの家や隣の家と向き合うように窓を設置してしまった場合にも、同じような失敗が起きてしまいます。
あまり使わない部屋や小さめの窓の場合は問題ありませんが、リラックスしたい部屋や大きめの窓だと、お互いに気を遣い合い、トラブルのもとになってしまうかもしれません。
このような事態を避けるためには、やはり外からの視線をしっかり考慮しておく必要があります。
□外からの視線を感じない家にするアイデア
*道路編
道路からの視線を感じさせないためには、窓と道路の間に目隠しを設置する方法がおすすめです。
目隠しには、フェンスや植栽を活用しましょう。
1点注意しておきたいのが、フェンスや植栽の高さです。
最低でも1.8mは確保しておかなければ、道路からの視線は遮られません。
ただ、1.8mの高さを全てフェンスだけで覆ってしまうと圧迫感が出て、住む方にとっても息苦しい環境になってしまいます。
フェンスと植栽の両方を上手く活用するように心がけましょう。
庭のスペースがほとんど取れないという場合は、2階をリビングにするというアイデアが有効です。
外からの視線は上の方にはいきませんから、リラックススペースを2階に持っていくだけでかなりの違いを実感できます。
それでも気になる場合は、2階にリビングを設置したうえで、道路側に広めのバルコニーを設置すると良いでしょう。
*隣家編
最初にできる防止策として、土地探しの段階で隣家との距離が近いと分かった場合、隣家と同じ位置に窓を設けないように計画することが大切です。
どうしても隣家からの視線が気になるような位置に窓を設けたい場合には、窓の大きさや種類にこだわりましょう。
例えば、隣家側の窓には一般的な引き違い窓ではなく、スリット窓を活用するのがおすすめです。
スリット窓は細長い形状をしていて、採光や通風を確保しながらデザイン性も抜群であるという特徴があります。
天井に近い位置や地面に近い位置に横向きに配置したり、縦に3つ並べて配置したりすれば、視線をシャットアウトすることも可能です。
とはいえ、隣家の側にどうしても大きな窓を設置したいということもあるかもしれません。
その場合は庭を活用して目隠しを設置するか、窓自体に格子をつけると、視線をシャットアウトできるでしょう。
当社では太陽光を最大限に取り入れられるように、大きな開口部を設けることがありますが、庇(ひさし)を大きめに設置したり、庭にスペースを広めに取ったりすることで、外からの視線を感じない家を実現しております。
カーテンのいらない開放的な空間を実現したい方は、ぜひ当社にお任せください。
□よくやりがちな失敗例
1.将来の周囲環境を考慮していない
現在の周囲環境がずっと続くとは限りません。
大きな窓を設けた方に、新しく隣家が建ってしまうこともあります。
このような事態を避けるためには、計画の段階から、周囲が将来的にどのような環境になっていくのかをある程度考慮しておかなければなりません。
2.閉鎖的な外観で防犯性が低くなる
外からの視線を感じないようにするあまり、分厚い塀でしっかり家を囲ってしまうと、不審者の格好のターゲットとなってしまいかねません。
不審者は周囲の目が届かない場所を好むため、外からの視線を完全にシャットアウトした家があればきっと飛びついてしまいます。
そうならないためには、目線を防止したい場所を重点的に隠すアイデアを取り入れ、メリハリをつけることが大切です。
3.小さな窓が散らかってまとまりのない印象に
外からの視線を遮る有効策の1つとして、窓の大きさを小さく抑える方法がありますが、無計画に配置すると、外観のまとまりがなくなってしまう恐れがあります。
外観のまとまりがないと、おしゃれとはほど遠い印象になってしまうため、必ず意識しておきたいところです。
窓の配置には視線だけでなく、採光や通風についても考える必要がありますが、外観から見た印象を考慮することも忘れないようにしましょう。
□まとめ
今回は、外からの視線を感じない家について解説しました。
外からの視線をシャットアウトする方法として、目隠しを設置したり、窓を工夫したりするアイデアをご紹介しましたが、将来も含めた周囲の環境の確認や防犯性には注意が必要です。